根無し草のように東西南北。島と名のつくところに出かけた放浪記


by gonsima

カテゴリ:日本:小笠原群島( 3 )

小笠原群島、世界自然遺産決定

ほぼ決定といわれながらの世界遺産登録がようやく決定に
うれしさ100%と不安100%の島っこゴン。

世界遺産になるとそこに行きたいという気持ちで観光客が増えるのは常識的なこと。

だからこそ守ってもらいたい、あの小笠原の島の環境を……。
島固有種を守るためにも、小笠原群島に訪れた人は細心の注意と心配りが必要なのである。

あまり書きたくなかった。
以前お邪魔したとき、
島の固有種のランの株を持ち出した人がいた。
それが発覚したのは小笠原丸が島を離れた後のことで、
島の環境をまもっていたガイドさんがすごく哀しそうだった。
初めは山羊かと思われていたけれども、見事にそのランの株だけがない。しかも同じ種類だけ……という現実に、人でしょうということになったのである。

ガイドさんは自分にその固有種のランの株が群生しているのを見せようと楽しみにしていたそうだ。
「2日前まではきれいにあったのに」という言葉に哀しさと怒りを感じた。

人は小笠原を東洋のガラパゴスという。
でもその人は小笠原は東洋のガラス箱だといった。

綺麗に見えるけれどもちょっとした衝撃や手が加わると
ガチャンと割れて壊れてしまうもろい世界なのだと。

元々、人間がいなかった小笠原。
そこに人がやってきて、住みやすいように開発してきた。
人の歴史の波をかぶりながら島は変化しつつも、生態系はまだ保たれてきた。
でもさらに人の欲がおいかさなり、持ち込まれた外来種や乱獲で、絶滅した種も少なくない。



ピンポーンとベルが鳴った。
でてみると小笠原からの贈り物が届けられた。

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夏の果実、パッションフルーツだ。
ちなみにパッションフルーツも元々島にあったものではない。
人が持ち込んだものである。

島の生態系を壊さないというのであれば、人がいなくなれば一番いいことなのだろう。
でもこの島が大好きで集まったのが島人なのである。
だからこそ島人は
「自然と共存。持ち込まない、持ち出さない、島の生態系を少しでも昔の形に」
という気持ちをもっている。

青い空、緑の山々、鯨やイルカ、マンタがやってくる宝の海。
それをみて人は喜び、感動する。
その自然を守るために島人は毎日、島を守っている。

世界遺産となった今だからこそ、私達も心せねばいけないのだ。

この島に持ち込まない、そして持ち出さない。
記念になにか……というのは、目や肌で感じた記憶と写真があれば
きっとまた島に行けるはずだから……。

祝!世界自然遺産登録:小笠原群島。


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by gonsima | 2011-06-25 09:53 | 日本:小笠原群島
おひさしぶりです。島っこgonです。
さて、今回は東京の亜熱帯世界、父島にやってきました。
このエリア、他の島では体験できないものが色濃く残っております。
さすが世界遺産候補地、あなどれません。
さて、その興奮感動を少しずつご紹介いたします。m(_ _)m

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ザバーン。
突然、なにか爆発したような音が海を鳴らした。

ハッとふりむいたら、ザトウクジラのブリーチ(ジャンプ)が目の前にあった。
感嘆の声は喉の奥でびっくりしたまんまでてこない。

「くっクジラだー」
そう叫んだとき、クジラの姿は海に消えていた。

ザトウクジラとの出会いはここから始まった。

東京都小笠原村。11月から4月にかけて父島周辺にはザトウクジラがたくさん集まる。
この時期、母クジラが子育てのためにやってくるのだ。
何度かテレビや雑誌で目にしていた光景だったが、
直に自分の目でみるのは違う。

「1時の方向、2頭、ブリーチ」
はるか沖合、船長さんの目には見えたらしい。
それを合図に船がスピードをあげて……クジラのいる場所を目指す。
どぉんどぉおんと波と船がぶつかる音。
細かい波しぶきで顔がびしょびしょだ。
でもみんな顔は笑顔で船の先を凝視している。

近くまできたときブォヴォオオオという水しぶきがあがった。
クジラのブロー(息つぎ)だ。
近い。100m先くらいだろうと船長さんはいう。
100mというとけっこう離れている気もするが、広い海の上ではすぐそこだ。

「そろそろあがるよー」
その声が聞こえたかのように海の中からクジラがヌゥウウウと顔をだした。

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「大人クジラはブローした後、10分から15分くらい潜り、また顔をだすから、覚えておくと発見しやすいよ」



100mという距離ではない、船先から30mくらいだった。
「うわああああ」「すごおおおおい」船の上では感嘆の嵐。
ほんのすぐそこにクジラがいるのだ。
への字口もみえた。ザトウクジラ独特の顎下からの白いラインもくっきり。
仰向けに顔をだしてそのまま、海のなかに消えている。
隣では元気よくもう一匹がとびあがっている。

「これはカップルですね。ブリーチしているほうはたぶん雄で、もう一頭の雌に求愛アピールしているんだな」
自分の魅力をこれでもか、これでどうだ!といっているように
何度も何度もとびあがる雄クジラ。
よく体力続くな……と思わず感心。

「クジラがジャンプする体力はハンバーガー400個分のエネルギーを使うんですよ」
ど!どんだけすごいカロリーを消費する行為なのだ。
恋をゲットするための行動。しかもその行動も雌が気に入ってくれないと海の泡と消えるのである。
どの世界も求愛行動は必死である。

いつしか雄のブリーチに合わせるようにリズムよく雌クジラも顔をだすようになった。

「お、求婚成功かな!」
観察している観光客の誰かが叫ぶ。

今度は二頭のブリーチの共演。大迫力×2。
ザバーンザバーンとクジラの水しぶきで船が横に縦に揺れる。
高く飛び上がり、海に消えた後はまあるい波の泡ができていた。
「あの泡の直径は3mくらいでしょうか。波しぶきの海水の量は25mプール一杯分です」

小学校のプール一個の水が1回のブリーチで普通に立ちのぼる……
水深30m弱の深さから勢いをつけて海面に飛び上がるその迫力は桁外れの世界だ。

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「一度ブリーチはじまると何度も繰り返す習性なので、こうなると止まらないね」
二頭の行動を見ながら船長が笑う。

晴れてカップルになった二頭を祝福するように、ゆっくりと船を遠ざける。
この二頭に後ろ髪をひかれながら、次なるクジラを探すべく、この場所を後にした。


(^^)/まだまだ続く♪島っこgonのホエールウォッチングIN父島

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御世話になったツアー会社
DATA)
名称:PAPAYA MARIN SPORTS
URL:http://www.interq.or.jp/blue/papaya/
ツアー内容:
ホエールウォッチング&イルカドルフィン&南島ツアーとのコラボや他の離島巡りなど様々なツアーが日替わりであり。
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by gonsima | 2011-04-28 13:27 | 日本:小笠原群島
お土産です。

と、受け取ったのが

真っ赤にうれた、ぴちぴちの赤い野菜。


島トマトだった。

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小笠原諸島は、まだ一度も足を向けていない場所。

八丈島、青ヶ島よりさらに沖合にある、島々は
東京から、船で丸一日。
とにかく、アクセスが不便な島である。

その不便さがいいのか、
はまる人ははまるようで、小笠原信者なるものが、私の周りにもゴロゴロ。
話を聞くと、出かけてみたーいという島っこ心をくすぐるものの、
やはり日程に縛られるのが・・・おソロしい(そんなに売れっ子じゃないのにね)

もちろん、携帯は某NT○のみ。
ふう。いいですね。この不便さ。
やはり憧れる。


島トマト・・・。島へ行くまえにいただいた、島の恵みは
水分たっぷりで、口に含むと弾力あり。
しかもほどよい甘さとフレッシュさのバランスがよく、
そのまんまでがぶりつくのがいっとううまかーこと。。

お土産ありがとう。カメラマンHさん。(^^)。
おかえしは沖縄の生もので。
この場をかりてご報告。(爆)

母島、父島。
響きがいいですよね。
母なる島。父なる島。

島の味を噛みしめつつ・・・・・・
島への思いをはせる。
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by gonsima | 2007-01-25 16:48 | 日本:小笠原群島