根無し草のように東西南北。島と名のつくところに出かけた放浪記


by gonsima

灯台守が消える日 女島灯台



日本は海に囲まれた島国。飛行機が旅行や貨物輸送の足になっている現代でも船は重要だ。そんな船の航行の安全を守るのが灯台である。

昔はその灯台ひとつひとつに灯台守がいた。

21世紀を迎えたいま。

灯台守の役目は今、変わろうとしている。

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日本には現在30337基の灯台がある。
そのなかで唯一有人灯台だったのが、長崎県女島。
五島列島の福江島から南西、約80キロの東シナ海に浮かぶ島は無人島。

男女群島のひとつで、クロダイが釣れることから、釣り人も島の近くまで行くことが多い。

この灯台が今年の11月12日に無人化するという。

今までのディーゼルエンジンから太陽電池に切り替え、自動化されるそうだ。この灯台は映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台でもある。女島の灯台は白亜色のコンクリート建造で、高さは15m。その光は約50キロ先まで届く。

この無人島の灯台守として常に、海の監視、安全を見守ってきたのが長崎海上保安部航行援助センター五島事務所の職員。8名のスタッフが4名1組になって、15日交代で勤務してきた。
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昭和27年に初点灯して今年で54年。なんだか名残惜しい気もするが、時代の流れには逆らえない。海の安全を守ってくれている灯台。その灯台を守る灯台守だった。
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日本の歴史の渦のなかにまたひとつ、文化がひとつ埋もれていく。

さらば、灯台守。

自動化となった女島灯台。
これからも海を航行する船たちの道しるべとなってほしい。

(12日には女島灯台にて自動化完成式典がおこなわれる。自動化といっても1ヶ月半に一度のペースで事務所の職員が保守管理を行うそうだ)

国の管轄のため、無許可では立ち入ることができない女島。
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いつまでも海の平和を見守っていてほしい。

所在地 長崎県福江市女島
位 置 北緯 31度59分20秒、 東経128度21分07秒
塗色構造 白色八角コンクリート造
等 級 2等
灯 質 群閃白光毎24秒を隔てて6秒間に3閃光
光 度 1,200,000カンデラ
光達距離 27.0海里(50.0キロメートル)
灯 高 (水面上)119.4メートル
(基礎上)10.6メートル
交 通 福江から渡船(約76キロ)





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by gonsima | 2006-11-12 21:05 | 日本:九州