根無し草のように東西南北。島と名のつくところに出かけた放浪記


by gonsima

おおいなる海 父島 ザトウクジラ1 遭遇編

おひさしぶりです。島っこgonです。
さて、今回は東京の亜熱帯世界、父島にやってきました。
このエリア、他の島では体験できないものが色濃く残っております。
さすが世界遺産候補地、あなどれません。
さて、その興奮感動を少しずつご紹介いたします。m(_ _)m

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ザバーン。
突然、なにか爆発したような音が海を鳴らした。

ハッとふりむいたら、ザトウクジラのブリーチ(ジャンプ)が目の前にあった。
感嘆の声は喉の奥でびっくりしたまんまでてこない。

「くっクジラだー」
そう叫んだとき、クジラの姿は海に消えていた。

ザトウクジラとの出会いはここから始まった。

東京都小笠原村。11月から4月にかけて父島周辺にはザトウクジラがたくさん集まる。
この時期、母クジラが子育てのためにやってくるのだ。
何度かテレビや雑誌で目にしていた光景だったが、
直に自分の目でみるのは違う。

「1時の方向、2頭、ブリーチ」
はるか沖合、船長さんの目には見えたらしい。
それを合図に船がスピードをあげて……クジラのいる場所を目指す。
どぉんどぉおんと波と船がぶつかる音。
細かい波しぶきで顔がびしょびしょだ。
でもみんな顔は笑顔で船の先を凝視している。

近くまできたときブォヴォオオオという水しぶきがあがった。
クジラのブロー(息つぎ)だ。
近い。100m先くらいだろうと船長さんはいう。
100mというとけっこう離れている気もするが、広い海の上ではすぐそこだ。

「そろそろあがるよー」
その声が聞こえたかのように海の中からクジラがヌゥウウウと顔をだした。

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「大人クジラはブローした後、10分から15分くらい潜り、また顔をだすから、覚えておくと発見しやすいよ」



100mという距離ではない、船先から30mくらいだった。
「うわああああ」「すごおおおおい」船の上では感嘆の嵐。
ほんのすぐそこにクジラがいるのだ。
への字口もみえた。ザトウクジラ独特の顎下からの白いラインもくっきり。
仰向けに顔をだしてそのまま、海のなかに消えている。
隣では元気よくもう一匹がとびあがっている。

「これはカップルですね。ブリーチしているほうはたぶん雄で、もう一頭の雌に求愛アピールしているんだな」
自分の魅力をこれでもか、これでどうだ!といっているように
何度も何度もとびあがる雄クジラ。
よく体力続くな……と思わず感心。

「クジラがジャンプする体力はハンバーガー400個分のエネルギーを使うんですよ」
ど!どんだけすごいカロリーを消費する行為なのだ。
恋をゲットするための行動。しかもその行動も雌が気に入ってくれないと海の泡と消えるのである。
どの世界も求愛行動は必死である。

いつしか雄のブリーチに合わせるようにリズムよく雌クジラも顔をだすようになった。

「お、求婚成功かな!」
観察している観光客の誰かが叫ぶ。

今度は二頭のブリーチの共演。大迫力×2。
ザバーンザバーンとクジラの水しぶきで船が横に縦に揺れる。
高く飛び上がり、海に消えた後はまあるい波の泡ができていた。
「あの泡の直径は3mくらいでしょうか。波しぶきの海水の量は25mプール一杯分です」

小学校のプール一個の水が1回のブリーチで普通に立ちのぼる……
水深30m弱の深さから勢いをつけて海面に飛び上がるその迫力は桁外れの世界だ。

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「一度ブリーチはじまると何度も繰り返す習性なので、こうなると止まらないね」
二頭の行動を見ながら船長が笑う。

晴れてカップルになった二頭を祝福するように、ゆっくりと船を遠ざける。
この二頭に後ろ髪をひかれながら、次なるクジラを探すべく、この場所を後にした。


(^^)/まだまだ続く♪島っこgonのホエールウォッチングIN父島

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御世話になったツアー会社
DATA)
名称:PAPAYA MARIN SPORTS
URL:http://www.interq.or.jp/blue/papaya/
ツアー内容:
ホエールウォッチング&イルカドルフィン&南島ツアーとのコラボや他の離島巡りなど様々なツアーが日替わりであり。
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by gonsima | 2011-04-28 13:27 | 日本:小笠原群島